それでも止まれない

それでも体が動く限り働いた。

 

元々、能力が低いせいかミスが多くなった。

 

単純計算ミスや単純計算がすごく遅くなった。

 

それでも辞めれない。

 

「辞めたら終わる」

 

なぜかそう思っていた。

体が動かない。

ある日朝起きると体が動かない。

 

それでも休めないと思い。

 

嫁に服を着せてもらって這って玄関を出た。

 

ドアノブにつかまって立ち上がると地面が起き上がってくるような感覚になった。

 

本当は地面が起き上がってきたわけではなくて自分が地面に倒れてた。

 

嫁が「今日は休んで」と会社に連絡してくれてその日は欠勤することになった。

 

俺って仕事もできないのかよ。